YellowKettle’s blog

南アフリカに住む私の日常

家庭学習の事情

南アフリカの小学校が閉鎖になったのは3月18 日だった。ちょうど一学期の休みに入る直前だった。閉鎖時に休み中にする宿題がたっぷりと出された。その後先生たちから毎日アプリで宿題の説明や回答例が送られてくる。ロックダウン中もエッセンシャルワーカーとして働いている親御さんがいたとしたら、この宿題の量はたまらないものがある。学校再開の遅れでニ学期の学習内容は全て家で勉強したことになる。

高学年になればなるほど学習内容量が多いので果たして生徒全員がきちんと家庭学習できているのだろうか。その一方で自習が難しい低学年、特に読み書きを習い始めたばかりの一年生の保護者は大変だろうなと思う。

私には五年生と二年生の子がいる。二年生の子は一人では学習できないので私が付きっきりで宿題をしなければならない。読み書きはできるが一人で勉強するという習慣をこの年齢に教えつけるのも難しい。二年生の先生は教科にあったYou Tubeの動画を見て勉強するようにと指示してくる。You Tubeをみるのだってインターネット環境が整っていなければならないのでデータ利用無制限の5Gを先月から契約している。データ無制限で便利さと共に、金銭的負担も増えた。子どもが一人以上いる家庭は子どもたちひとりひとりが携帯やタブレット、またはパソコンを持っていないと勉強が全く捗らない。

お兄ちゃんの五年生の子は一人で全部宿題をしている。ほおっておくと、自習用の携帯でゲームをしている。

私もいろんなこと考えて子どもたちの宿題に手がつかないことが多いから学校に行けない子どもたちの気持ちもわかってあげないといけないのだけれど、宿題の添削まで親がしなければいけないので、もういい加減学校再開してくれ、という思いである。

学校再開は高学年順なので五年生はおそらく6月末、二年生は7月中に行ければいい方だと思う。まだまだ異常な日々は続く…今できること、楽しめ!

 

Thank you.